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ローマといえば

今月のセコンド・ピアット「サルティンボッカ」の正式名称は「サルティンボッカ・アッラ・ロマーナ(ローマ風)」、中部ラッツィオ州、イタリアの首都でもあるローマの郷土料理です。金曜夜はまさかの生ハム切れで、本当に申し訳ありませんでした。夢をみているような気持ちでしたが、よく眠って日曜の朝になって中問屋さんとのオーダーの電話の詳細を思い出し、オーダーしたことは確かなのですが、前半使った生ハムはちょっと味が強かったから、24ヶ月熟成が届いてしまったのかしら?と確認し、「18ヶ月熟成のものでいいです」を「ならいいです(=要らないの意味)」にとられてしまったのか…いずれにせよ、コッツェ(ムール)のことでトラブルがあったため、木曜の受け取りの際にチェックが甘かった。私の責任です、ごめんなさい!でも、オーダーはしていたことがわかって、ちょっと自分的にはほっとしました。レッスン開始20分前、デモンストレーションの見本以外のサルティンボッカの下準備をしようとして、新しく1パックあるはずの生ハムがないことに気がついて、紀ノ国屋に走るには時間がなく。すでに金曜!のチェーナの時間となっていましたし、5分迷って、恐縮しつつも、お近くの兄弟子のリストランテに電話しました。しかし、プーリア料理の直球勝負なだけにおいしい首肉カポコッロはあれど生ハムの在庫はなく…。無事に?サルヴィアバター&ファッソーネ増量でレッスンをのりきって、終わってから、「とんでもない時間にとんでもない問い合わせをして…」と再び謝罪すると、「今日は力になれなくてゴメン😢〜〜〜〜〜😁
この仕事は冷静に考えると材料が複雑だからね😉
なんとかなったならよいのだけれど...(あまりのやさしさに感動して、一部転載)」と、いつもたくさん助けて頂いていて、絶体絶命を何度救って頂いたことか…復習は〜〜で代用となってしまってもレッスンでは本場の味にこだわるがゆえのことなのですが(=すべて言い訳…)、仕入れ発注と受け取りのダブルチェックさえ怠らなければホンモノのイタリア料理の再現ができるようになったのも、全てはイタリア料理業界の料理人の皆様のお力添えあってのこと。初参加のかたもいらっしゃるのにあまりにあまりでは?とは落ち込みかけたけれど、正直に謝ってスタートした金曜夜のレッスンも楽しく進んで、皆さんイタリア好きのかただったこともあって大目に見てくださって。過去にイタリアを一緒に旅した友人参加もあったから、レッスン中に、少し脱線して、この秋久しぶりに訪れる予定のローマの話なども。「こんにちは、ひょっとしてフリッセレはありますか?(イタリア語で)」と尋ねつつ歩いたローマ、この記事にも兄弟子のお言葉が↓…

今週のフラワーと

今週のフラワーはこんな感じで…夏は繊細な花はなかなかもたないせいか、近くの花屋さんは今週も百合フェアで…どんな花にも香りはもちろんあるけれど、百合は華やかな印象通りで香りもとても強くて、食卓に置くのは難しい。結局月並みなクルクマとデンファレ(蘭の一種)になってしまったけど、白×グリーンは多くの人に好かれる色の組み合わせ、たまには爽やかでよいですよね〜。そうそう、香りといえば、今週のブルスケッタもニンニクは控えめなのですが、私は北イタリアで料理を学んだせいか、イタリア料理にそんなににんにくを使いません。2つ通っていた料理学校でも、個人レッスンで通ったヨランダ先生もそんなににんにくを使わなかった。下記リンク先にあるように、私の周囲のイタリア人もたっぷりのにんにくは苦手!という人が多く、イタリアを歩いていても日本のパスタ専門チェーンの前でときに香ってくるような強烈なガーリック臭ってまず嗅ぐことはない。私の場合は、(特に生の)にんにくの匂いが少し苦手で、たくさん食べると胃もたれするから、というのが避ける理由なのですが、「イタリアの方たちに料理を出してもおいしいと言ってもらえる」ことを目指しているために、レッスンでも欧州産のにんにくを使い、多くの場合は潰したものでオイルに香りをだすだけ(準備がラクなのもあるけれど笑、香りが強く出る&焦げやすいみじん切りは最近殆ど使っていません)。でも、身体に合えば復習はお好みに応じて、もっと+してももちろんOKですよ。思うにアジア人全般の胃腸はにんにくに耐性があるような気がします。本場を知った上で、私たちは外国人ですからね、家族がおいしく食べるのが大事、その辺は臨機応変にどうぞ!

7月のスターター「ブルスケッタ・アル・ポモドーロ」

7月のイタリア料理教室のスターターは、「ブルスケッタ・アル・ポモドーロ」、ブルスケッタは、「ブルスカーレ(bruscare/炭火で炙る)」というローマ弁が名前の由来、セコンドの「サルティンボッカ」もローマ料理だから(いずれもすでにイタリア全土で食べられてはおりますが…)繋げて中部の郷土料理だと覚えて頂けたらなぁって。トマトマニアとしては一年中そのとき一番おいしいトマトを探しています。今の季節はミディサイズの「ファンゴッホ(毎回発注するたびに、いやはやすごいネーミングだなぁって…自由な北海道産)」がお気に入り。ブルスケッタはフルーツトマトではなくて、普通のトマトのおいしいもので作りたい。※佐賀の光樹トマトもお気に入りなのですが、なかなか手に入らないのです。見かけたら皆さんもトライしてみてください!にんにくも今月はスペイン産だけど、アジアのものとは風味が違う。そしておいしいトスカーノのオリーブオイルをたっぷり、塩はエミリア・ロマーニャのサーレ・ドルチェを使っています。というわけで、7月のイタリア料理教室は、ブルスケッタの完全デモンストレーション(といっても、ご想像どおり難しいことはないのですが〜、目の前でパンを炙るところから作ります)からスタートし、熱々の「茄子のフリッタータ(オムレツ)」をカウンターでサービス。プリモはムール貝入りの「ナポリ風パスタ・エ・ファジョーリ」、そしてセコンドに「イタリアのファッソーネ仔牛のサルティンボッカ」をご用意しています。どうしてもファッソーネを皆さんにも食べてもらいたくて、仔牛肉を使ったイタリアンの王道料理を厚めのスライスでアレンジしました。基礎科で教えてきたメニューですし、残念ながら復習は豚フィレでとなってしまうかもしれませんから、豚肉にもよく合う「グリーンペッパーソース」もおまけでおひと口。ドルチェは「マサラティーのパンナコッタ マンゴーソース添え」です。                                 

「酒井千佳さんの陶芸ワークショップ」初回を終えて

雨模様の日曜日でしたが、昨日は「酒井千佳さんの陶芸ワークショップ」でした。初回は成形、次回素焼きしたものに色付けしたり絵を(描きたい方は)描いたり、二回の講座で各自小さな器を仕上げます。トップの写真↑の器は全て陶芸歴7年目の千佳さんの作品、手前のブルーのオーバルの器が、「一緒に仕事をしてみたいなぁ」と思ったキッカケになったもの。最初にお会いしたときに、「少し高さのあるオーバルの器があったら、素敵だと思うんですよね〜」とお話したら、しばらくしてすぐに「作ってみました」と素焼き前の画像が送られてきて…嬉しくなりました。酒井さんはフリーアナウンサーとしてご活躍ですが、生徒の皆様はよくご存知のように私はTVを殆ど見ないため大変失礼ながら存じ上げませんでした。でも、丁寧なメールを頂戴して好感をもったのでお会いしてみることにしたのです。人気も頷ける素敵なお人柄でますます好感を持ちましたが、とはいっても、器を増やすことには自身も後ろ向きでしたし(苦笑)、生徒の皆さんにもきっとそんな気持ちもあるかしら、と。普通のお皿は家族で住んでいらしたら4〜5枚揃って欲しいところですが、食卓に表情をだせる高さのある器であれば、ひとつだけ手作りでしてみてもいいのかも?と。実際は、初回から大作に挑むのはあまりにハードルが高いですから(笑)、箸置きならぬ「カトラリーレスト」を提案したのですが、参加希望のかたの声も伺って、最終的には大きさに制限を設けて自由に作って頂きました。