2020年のナターレのレッスンを前に
今年もナターレ(クリスマス)のレッスンの時期がきました。
毎年師走は生徒の皆様も当然忙しく、12月のレッスンにみえると、「此処にきて、やっと、あぁ、クリスマスなんだなぁという気分になりました」と仰るのですが、思いもよらない一年となってしまった2020年も、記憶に残るひと時をマスク着用とはいえ寛いで過ごして頂けるように準備をすすめています。
*写真↑は新宿伊勢丹のインテリア雑貨売り場のディスプレイです。
昨年は黒いテーブルクロスでシックにまとめてみました。こうして思い出すとついこの間のことのようなのに、いろいろあり過ぎましたよね。
新型コロナの感染防止で現在はご試食もカウンターテーブルで横並び、人数を減らしてのレッスンをしています。が、先日お世話になっている会計事務所に伺った際に、実際使っていらっしゃる感じのよいアクリル板の購入先を教えて頂いたので、セコンドからはテーブルに移って頂くのもよいのかなぁ、とも。
皆さんの意見も伺って、テーブルはやっぱり目で楽しんで頂くだけになってしまうかもしれませんが、今年もナターレらしいデコレーションをご用意しますね!
何度も繰り返しますが、子供の頃からアーメンを唱えてきたのでクリスマスは特別なシーズン。
ヴァチカンのお膝元に暮らすイタリア人にとってはもちろんいちばん大事なイベントで、迎えるまでは街もいろいろにぎやかですが、ナターレの晩餐は日本のお正月と一緒、家で楽しむものなので当日は案外ひっそり静まり返っています。
例年はご馳走疲れの1月に家庭的な献立を用意するけれど、今年はいつにも増して皆さんにホッとして頂けるような(とはいえ、ちょっとした驚きや感動があるような!)クラシックなメニューを用意しています。
長年通ってくださっている方は復習を兼ねて、インフォの頁でもご案内していますが、単回参加を募集しているクラスもございますので、初めての方や久しぶりの方にも役立つレッスンにしたいと思っています。
昨年はレッスンを終えたナターレ本番前には「ゴルゴンゾーラのバスク風チーズケーキ」を沢山焼いて。
生徒さん宅のAちゃんが2年連続でリクエストしてくれた「苺のビュッシュ・ド・ノエル」はドライエディブルフラワーとエディブルフラワーで飾って。
今年は再びリクエストがあって、年末に、セミドライいちじくやピスタチオの入った「田舎風パテ」を焼く予定です。コクのある旨味をもった平牧金華豚を挽いてもらって作りますが、私が作るとなぜなのか、なんでも割合さっぱりできてしまう(笑)。
写真はバタークリームのケーキ。今年のナターレのレッスンのドルチェ「ビクトリアサンドイッチ」にも軽さが自慢のバタークリームをのせるけど、ナターレ用には久しぶりにアプリコットのバタークリームで、「ゴールデンアプリコットケーキ」も作ってみたい。
このような仕事を選んで続けていなければ、家族や友人以外に自分の料理やお菓子を食べてもらう機会はなかったはず。いつも以上に健康に気をつけて過ごしていますから、意気込みだけはありまして(笑)、皆さんに幸せな気持ちになってもらえるよう、いろいろ作るのが楽しみです。
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