2020年ナターレのレッスンのプリモ・ピアット その1「クリスマスのラザーニェ」
「ラグー2020」は子牛でビアンコに仕上げることにしたので、おまけでレシピをつけようと思っていた基礎科のラグーも一口ずつ味見できるようにこんな感じに「コンキリオーニ(大きな貝殻パスタ)に詰めて仕上げてみました。
味わいはいたって素朴なおいしさなんだけど、大きな器でまとめて焼けば豪華になって、クリスマスのご馳走にも使って頂けると思います。
素朴なおいしさ、とはいっても、基礎科のラグー、すごく美味しいですよね。
昨日Blogに書いたアシスタントだったEちゃんは二度目の英国駐在中ですが、いつぞや連絡をとったときに、
”私もやっぱりお料理が一番好きなので、こちらでもちょこちょこお料理教室に通ってます。海外だとおもてなしする事も多くて〜〜色んなお料理教室に行きましたが、やっぱり自分の原点なのかなと思います。ラグーソースも色んな先生に習いましたが、玉緒先生のレシピが一番落ち着きます”
と、言ってくれていました。
コトコト弱火が一番だけど、プライベートで急いでいるときは鍋ではなく(乱暴なことですが!)フライパンで底面積広く火に当てて作ります。ソフリットはじっくり炒めてあるからすぐできる。
ラグーには、パッサータではなく水煮缶を使うのもこだわり、カゴメのスーパーサンマルツァーノで。
ここは反則気味ですが、試食を大事に考えているので、こだわらせてもらって…挽き肉も粗挽き指定なうえにミックスした配合にしています。イタリアでは子牛で作ることが多いため、豪州と国産混ぜて、少しだけ豚のおいしさもプラスして。
ボケボケだけど、初めて使うモッツァレッラパール。本来はピッツェリアのための商品です。
最近ショコラだけでなく、バルサミコとかいろいろパールにするのが流行っていますけど、これはケミカルなものではなく、単純に小さくちぎっただけ。
レッスンではフードライナーさんのファブリッカデッラパスタのかわいいフォルムの貝殻を使います。
こんなかたちが↑一般的かな。「コンキリエ(貝殻)」の大きいのということで、「コンキリオーニ」、イタリア語の単語は大きいものを指すときにこんな感じに語尾変化する。
最初は普通のラザーニェ風に仕上げたみたのだけど…べシャメッラに緑を散らすとクリスマスっぽいかしら、と近くの紀ノ国屋に急いでブロッコリを買いに行き。
ちなみに…本場イタリアでは、ほうれん草やリコッタを貝殻パスタに詰めて、ラグーを下に敷くのが一般的です。
モッツァレッラパール。ここに載せる予定じゃなかったのだけど、これはこれでいい感じかな?と。
ブロッコリーバージョン、朝から晩まで意外と働き者なワタクシ…
イタリアーナの友人にパスタを見せて、「こんな感じに作ろうと思っているんだけど〜」と言うと、「そうそう、大きい貝殻パスタは可愛いけど、普通のソースでは食べづらいから、グラチィナートするしかないわよね。でも、あなた、Tanta Lavoro,no?(大変じゃない?=直訳すると、たくさんの作業)」と心配されたのですが…
全クラスこれを一人5個ずつ詰めてプリモを準備するのは正直大変そうだけど(笑)、お味見なので各自ひとつずつ、それくらいは楽しんで作ります!とびきり美味しいラグーがたっぷり詰まった、香ばしい焼きパスタ、お楽しみに〜〜。
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