2月のドルチェ「金柑のティラ・ミ・ス−」と料理人の複雑な気持ち、そしておいしい画像

例年になく早い春一番も吹き、三寒四温がもう始まったよう。週明け2日ほどまた寒そうなので(早くも)ガックリきているのですが、今日は暖かな土曜日でしたね〜。

窓の外には3月を待てないミモザ、満開になるまで定期観測であげてみようかな。


さてさて、短期集中労働者、土日もあまり関係ないので、家の中の断捨離をさらに進めつつ、段取り良くレッスンできるよう、早めに準備しています。キッチン・ダイニング部分にはそもそも無駄なものがないし、いつも清潔にしているけど、目下一部家の中は混沌、片付けを始めるとどうしてこんなに部屋中散らかるのでしょう???


仕事のための調理道具や食器を除くと、モノが少ない暮らしだと思うのに、とっくに粗大ゴミに出した家電の説明書とか、重複した昔のレシピのコピーとか、だいぶ長く生きてきたから写真もたくさん。


あと、ストッカーを片付けていて驚いたのは、「ネジ」の多さ!です。


いろんな部品の付属だったのかなぁ、ネジ。多分もう使うこともなさそうなので、燃えないごみで処分しました。予備のカーテンフックとか、何やらわからない蓋とか、もうナン年も使ってないのだから、考えずに捨てることにして。

で、本題です。今月のドルチェに使う「金柑のコンポスタ(コンポート)」、何度か教えた金柑コンポートですが、リチェッタを見直しました。白ワインと喜界島のきび砂糖で味付けしたシロップが今回は多めにできるので、炭酸で割って休憩に。寒い朝には蜂蜜レモンの代わりにお湯割りにしても楽しめます、


最近は金柑の種を除かず蜜煮にする方も多いようですが、衛生手袋はめて、箸で根気よくとりました。先生の愛を感じて食べてくださいね(笑)。


レッスンで使う鹿児島産の「金柑」。しかし、金柑も昔の金柑より甘くなりましたよね〜。


種入でよかったらそれこそ作るのは簡単です。長い日持ちは狙っていないため、シロップのきび砂糖は艶が出る程度の最低量で控えめにしています。


「金柑」とは…

ミカン科金柑属。比較的耐寒性が強いことから日本全国で栽培されているが主な産地は宮崎県と鹿児島県。「金柑」の最大の特徴は「皮ごと丸ごと食べられる」こと。ビタミンCを多く含み、Cの吸収を助けるビタミンPの本体「ヘスペリジン」も含み、毛細血管を強くする働きがある。風邪の予防や動脈硬化、高血圧、喉の炎症の抑制にも効果がある。甘味も栄養も「皮」に多く含まれているため、皮ごと食べることができる「金柑」は「ビタミン剤」そのもの。


イタリアの「タロッコ」ではなくUSですが、今年は輸入が遅れていた「ブラッドオレンジ」も何とかレッスンに間に合いそう。フレッシュオレンジとの合せ技?でご紹介します。

基礎科の2月のレッスンメニューの「ティラミスー」はヴェネト州の郷土菓子。


とはいえ今やイタリア各地で作られています。イタリア国内だけではなく、世界的にとても有名なイタリア菓子ですよね。


はるか昔、イタリアで最初に習ったお菓子は「ティラミスー」でした。その後もいろんなリチェッタで何度習ったか知れません。


フィレンツェに住んでいた頃(当時としては珍しく)企業駐在で6年イタリアに住んでいる甘党の方と知り合って、「自分が食べ歩いた中で一番美味しいティラミスーは、ダンテ・アリギエーリ(語学学校)の食堂のティラミスーだ」と仰ったので、自分が通っていた学校ではなかったのですが、当時は度胸があったのか、知りたい思いが強かったからなのか、その食堂のおじさんシェフに、レッスンをして欲しいと頼んだのです。


生クリームなどの余分なものは入れず、マスカルポーネと卵、砂糖だけでクリームを作る古典的な家庭のティラミスーはふわふわで、アクセントになる珈琲が染み込んだサボイアルディ(フィンガービスケット)の味も引き立って、とても美味。日本の家庭向けに分量を半分にして長年教えてきました。


苺やマロン、抹茶、レモン、いろんなティラミスーを作ってきたけど、今年は金柑とオレンジで。


さてさて後はたわいもないことを。

子供の頃から「世界の料理ショー」とか、食べたことのない、美味しそうな料理がでる番組が好きでした。最近は韓ドラ鑑賞は(長いのがネックというのもあり)休憩中ですが、「3食ご飯」とか「ユン食堂」みたいなリアリティも好き。


普段自分は作る一方だからかな、人が料理しているのを見るのが好きなのです。


先週見たのは久しぶりの金城武さんの映画、今ならアマプラで無料で見られるし、友人に進めても好評でしたよ。最初は?って思ったけど、にぎやかなシェフ役の女性も可愛いかたでした。


彼女の気持ち、とてもわかる。食事は日々の糧でもあり料理は決して遊びではないのですが、新しい味の組み合わせをいろいろ考えるのは楽しいし、美味しいってわかってくれる人のために作るって楽しい。


ロケ地になった上海郊外のインターコンチ、お庭も広くてとても素敵そう。台湾や香港には何度も行っているけれど、大陸は未踏の地、行ってみたくなってしまった。


実際には、コロナ明けにはまず台湾!


高校野球の映画の舞台で知られていますが、私にとっては高雄の友人リンちゃんのおばさんが住む街という認識の「嘉義」。おばさんはカラスミ作りが得意と聞いて、勝手にいつかお会いしてみたいと思っていた。


高鐵新幹線ではいつも素通りでしたけど、ネトフリのこのストリートグルメの番組を見て以来、どう考えても生臭そうなこの「魚の頭のスープ」、食べてみたくて仕方ない。なんだか変態的発言になってしまいましたが、台湾の人がこんなに列をなしているなら、美味しくないわけがない。どんな味なんだろうか。


いくらか近いところすら世界は広く、いろんな食べものがあるのですよね、ホント。

La Cucina Oliva di TAMAO TANAKA

南青山で楽しく学ぶ、 イタリア料理、西洋菓子、そして和食。 家庭のキッチンでレストランに負けない美味しさが生まれる とっておきのレシピを教えます。 いつものおかずがおもてなし料理に変わる、季節の和食のレッスンも! 日々の食事やおもてなしを、もっと美味しく。

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