7月のイタリア料理研究科のセコンドは…
今月の研究科のセコンドは、「海老のグリリア パセリのソース」です。
いわゆる「サルサ・ヴェルデ」のシンプル版で、塩を一切加えずに作るので、おいしいアンチョビが味の決め手!です。イタパセではなくて、普通のチリチリした葉っぱの(オランダ)パセリでも充分おいしく作って頂けます。
イタリアのハーブといえば、一番に最初に「バジリコ」を思いつくかもしれませんが、実際にイタリア料理で一番使われるハーブは「Prezzemolo(プレッツェーモロ/イタリアンパセリ)」じゃないかな。
イタパセで作るとさらに甘さと香りが加わって美味だけど、普通のパセリも味が少しピリッとしまって、いずれもおいしいな〜と思います。色がお揃いのものは味の相性もよいことが多いので、今回は、「オレンジ風味のアルドイーノ(オリーブオイル)」も少しプラスしていますが、オレンジオイルがないときは仕上げにオレンジの皮のすりおろしをふりかけても素敵ですね。
レッスンでは大勢のぶんを支度しますので、グリリア(グリルパンで焼く)のコツをご紹介して、実際は「アル フォルノ(オーブン焼き)」でお出ししました。天板に、帆立や小ぶりのヤリイカなども並べて、海老と一緒に焼き上げても豪華で美味ですよ。
一番大きなサイズの「天使の海老」を焼きました。
初日は何かとバタバタするので三尾焼いてサーヴィスしたところ、「三尾あったほうが豪華!」と言われて、そのまま全てのクラスで三尾づけに。フルコースでお出しするので、結構ボリュームがありましたね(笑)。
付け合せはおまけなのでリチェッタはありませんが、刻んでから電子レンジでチンしたじゃがいもと刻んだ生のズッキーニ(いずれも2センチ角くらい)を、オリーブオイルとフレッシュハーブのタイムで、塩をふりつつ、フライパンで炒めたものを添えました。
写真↑では海老が大きすぎて残念ながら全くみえませんねぇ。
海老のお話
教室で最近よく使っている「ソフトシェル海老」と同様に、「天使の海老」が便利な点は、個別に凍っていること、使う分だけ解凍すれば2ヶ月くらいは楽しめます(せっせと食べて頂いて、家庭の冷凍庫の場合はせいぜいそのくらいで使い切ってください)。デパ地下やスーパーでお馴染みのブラックタイガーなどは海水ごと凍らせているため、箱買いすると全部溶かさないとなりません。
下記リンク先からもご購入頂けますが、教室の魚やさんのがお値打ちなので、レッスン日のピックアップでの材料の仕入れに関してもご相談にのります。
0コメント