イタリア料理に大事なもの その3「Olio di oliva(オーリオ ディ オリーヴァ)」
PHOTO BY SHOKO SAKURAI
よい素材以外にイタリア料理を作るのに大事なもの、その筆頭はなんといってもオリーブオイル!もちろんエクストラ・ヴェルジネです。
いろんな考え方の人がいるって自由で楽しいことですし、最近は教室の研究科でも積極的に和の食材も取り入れてイタリア料理を教えています。でもね、イタリア料理はよその国の大事な食文化、自分なりに決めた基本のルールは外せないかな、と。
揚げ油や特別な料理(=イタリアでも他のオイルを使う)を除いては、オリーブオイルを使うというのが大事なルール。そしてそれは好みに合った風味の上質なものでないといけません。
いつもいつもいうように、「オリーブオイルはただの油ではなく、調味料(みたいなもの)」なので、炒める、焼くなどの加熱のほかに、生のまま仕上げにかけたりすることも多いから、「好みの風味」も大事だと思います。
例えば、教室で愛用している750㍉のアルドイーノ、他の植物性のオイルと比べたら高価だと思うかも?…とはいえ、考えてもみてくださいな。ワインと違って一気に一本は消費できませんからね。日々の料理も美味しくなりますし、身体にもよい、此処は少し贅沢する甲斐があるところだと思います。
レッスン日以外も、油といえば殆どすべてエクストラ・ヴェルジネのオリーブオイルなので(で、ごくたまに胡麻油。胡麻油だけは他で代用できないシーンがあります)、アルドイーノより少々お値打ちなものも含めて月2本ペースで瓶が空いてしまうけど、先日の「オリーブオイルセミナー」でもご紹介したように、「体に(ホントに)良くておいしいもの」って限られます。皆さんのご家庭でも気軽に美味しいイタリア料理をどんどん作って、良質なオリーブオイルを積極的に食卓にのせて頂けたら。
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