阿里山鉄観音 その2 冷茶
というわけで?、まずは自分のために水出し冷茶を準備して眠りにつきました。
お茶をおいしくいれるのって本当に難しい。
もちろんね、気持ちも大切だとは思うのです。でも、よく言われるように「他人がいれてくれれば必ず美味しい」というほど寛大な味覚の持ち主でもないみたいで…。
経験から、台湾のお茶の場合は「茶葉をケチってはいけない」と肝に銘じているけれど、振る舞いすぎもよくないし、紅茶同様、時間をおき過ぎるとどんなに甘い青茶であっても嫌な酸味がでますよね。
水出しも茶葉を引き上げる頃合いが大事、漬け置き時間が長すぎてもいけないものだな、と反省して、2せん目の水出しと合わせて美味しい冷茶を楽しみました。
レッスンでもワイングラスでお出ししたいけれど、ワインと違って継ぐだけというわけではないので、今の私の体力では食洗にも入るヴェネツィアングラスが限界かなぁ…殆どアルコールが飲めなかった頃より飲めるようになった今のほうが、ワインをお飲みになれないかたにも気配りしたいとは思っているのですが、心を込めてお茶をいれるので許してください!
日本の緑茶の水出し冷茶作りと同様、ちょっぴり自己流の工夫をしているのものの、基本は茶葉を水に漬けて冷蔵庫に入れて一晩置くだけ、お水でもこんなに茶葉が開きます。
「パッケージもお洒落ですよね〜」とリンちゃんも言っていたけど、台湾の不思議、このようなすごくモダンなものと、昔ながらの昭和な感じが共存しています。彼女が選んでくれたお洒落カフェ「永心鳳茶」に着いたとき、昨年のBRUTUSの台湾特集の表紙の騒動をなんとなく思い出しました。
その後の増補改訂版の表紙がまたとてもよかったですね↑。
その昔、創刊時から兄に借りては斜め読みしていましたが、最初にBRUTUSってすごいな、と思ったのは、「ティラミスー」の大ヒットなど日本でイタリアブームが起きて、あちこちの雑誌でイタリア特集が組まれるようになった頃。当時フィレンツェに6ヶ月住んだ私が「ここは絶対地元民しかこないよね〜、内緒にしておきたいな」と狭量にも考えていたようなお店まで載せていたこと。
今やぐっと世界は狭くなりましたし、何処のコーディネーターさんも優秀です。街の細やかな情報がローカルもびっくり!なのはもはやこの雑誌に限ったことではないけれど、BRUTUSカラーとでもいうのかな、編集部の皆さんにしみ込んだ楽しみ方が違うのでは?と思います。
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