ニコラ・コンテ 、再び!
サッカーで盛り上がっているところに音楽ネタで失礼しますが、今週月曜〜水曜までブルーノート東京に南イタリア、バーリ出身のプリネーゼ、ニコラ・コンテが出演していました。
このとき初めて知ったイタリアには珍しいお洒落なミュージシャン、好きになってからはブルーノートに出るたびにライブに行っていたけれど、この2年は残念ながら来日がなくて。
アリソン・クロケットがあまりに素晴らしく、3年前のライブのイタリアーナの歌姫が今ひとつ見劣り(聴き劣り?)してしまい…7年ぶりの新作アルバムを抱えての今回のコンボにも不安を覚えていたものの、ブリジット・アマファーの歌声含めて(音がでます)実に素晴らしくって、月曜に続いてラストステージも再訪!
普段は連れ立っていくから、友人の帰りのことも考えてファーストステージが多いのですが…21時スタートのセカンドステージに20時半に家を出て、駆け込みかと思いきや、2公演めは大抵遅れてスタートするって皆さんよくご存知の様子。
順番にお決まりの写真を撮ってらしたけど、帰りに撮ろうと、とりあえず中に…
重い扉をあけて、一歩入った瞬間にときめく。
多くの場合、「移転前のほうが…(よかったな)」となりがちなものですが、ブルーノート東京は骨董通りにあったハコより今のほうがずっと好き。教室に、より近いからじゃないですよ(笑)。地下に降りていく感じがいいの。
いつもはステージの隅っこで全く目立たな…いや、実に控えめにギターを鳴らしているニコラですが、今年は後方ながらセンターで!そして東京ラストステージだからか、ライブの後のスピーチも珍しく長かった。「Buonasera a tutti!」の挨拶のあとは、「3日間、同じテンションをキープするのは難しいことだったが、オーディエンスが引き上げてくれた」と言うようなことを英語で語り、見た目はいつも通りのカレなのに、いつもとちょっと違った印象でした。
1人でいるのも決して嫌いじゃないけれど、1人でライブに出かけることって滅多にないので、「今夜の公演はきっと記憶に残るなぁ」と余韻に浸りながら外にでたのですが…Blogのトップに置いたお決まりの画像を撮ろうとスマホを構えたら、すでに22時半を回る時間、入り口前で客待ち中のタクシーの運転手さんから、「写真、撮ってあげましょうか」と声がかかって。
写真嫌いですし、そんなつもりは毛頭なかったのだけれど、なんとなくここで断るのも感じが悪いかしら〜って…おかしなところで妙な気を遣ってしまい、「はい、笑って、笑って〜」との声になんとか笑ってみました。で結局、音楽に浸ったことよりも、このおかしな出来事のほうが印象に残ってしまった(苦笑)。
ニコラ・コンテの旧友でもあるピエトロ・ルッスのピアノの大ファンです。いつの日かミラノのブルーノートで彼らのライブを見るのが夢。
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