7月のイタリア料理教室のセコンド ピアット「赤鶏さつまのプーリア風」
今月はプーリア料理を中心にメニューを組みましたが、セコンド・ピアットに選んだのは、「鶏のプーリア風 Pollo alla pugliese」、バットの中で材料をマリネして、オーブンがあればそのまま焼くだけ!もちろんフライパンでも復習して頂けますが、オーブン料理はずっと火のそばにいなくても完成するので意外と夏も便利なもの。
プーリアには馬肉を食べる文化があり、また南イタリアらしく、並んで食べられている食肉は羊や豚かな、と思います。仔牛を好む北の文化とは歴史が違う。
ラムを使ったプーリア料理は何度か教えていますので、赤鶏さつまを紹介したかったこともあり、「鶏のセコンドでいいのがないかしら?」とイタリアーナの友人にも相談して、ヒントをもらって決めました。彼女のオススメは「in umido 」、同じ材料をお鍋で煮込むプーリア風、それも魅力でしたけど、煮込みでおいしくなるのはソースのほうだから、鶏肉の味をストレートに味わってもらうために、アッローストと煮込みの中間くらいのリチェッタで本場の味をお届けしますね。
素朴な郷土料理だけれど、イタリアらしい華やかさもあって、付け合わせ(コントルノ)とメインの料理が一緒にできるから、おもてなしにも是非!
オーブンに入れる前から美味しそう、少し赤唐辛子をふって「Un po 'piccante!(ピリ辛)」にするのも北の料理とは違った特徴ですね。
抗生物質はもちろんのこと、動物性タンパク抜きの麦入り植物性飼料で育てた赤鶏さつま、皮の下の脂肪も少なく、プーリア料理にぴったりです。
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