7月のイタリア料理教室の食材は…
今月のセコンドピアットは、ピエモンテ州のファッソーネ子牛をご紹介します。写真は「サルティンボッカ アッラ ロマーナ」、子牛は肉では一番好きな食材で、中でもサルティンボッカは最も好きなセコンドです。
たまたまイタリアーナの友人と会う約束をしていたから、彼女に試作品を食べてもらうことにして。
肉を切るのが大好き!という友人にスライスをお願いしちゃいました。まずは1キロアップの骨なしロースをサルティンボッカ用にスライスして。
流石は肉食文化の長い国民性?私は魚を下ろす方が得意です。
うーん、とにかく綺麗な仕事ぶりです。
料理ってやつぱり何より衛生面が大切だと思っています。私もいつのまにかイタリア人に近い感覚になっていたのかも。
記事と写真↑は最下段リンク先伊勢丹新宿店の催事のサイトからの転載です。キアニーナといい、やっぱり伊勢丹のイタリア展はいつも食材の紹介が素早いですね。
現在はロース雌牛を五キロキープしてもらっていますが、試作で食べたランプの美味しさも捨てがたく。来週は覚悟を決めてロースかランプいずれか絞って大きなブロックとるわけで悩ましいです。
ファッソーネの個性で子牛とは思えない赤さながら&十勝も頑張っているとは思うけど、日本の子牛肉とはやはり違うのですよねー、なんだろう。子牛ならではの柔らかさ、サシも脂も全くなくてもランプでもしっとり柔らかく焼き上がりました。
もう一つの食材は夏といえば!のコッツェ、ムール貝です。モンサンミッシェルは八月スタートなので、今回もカナダ産を使います。ヨーロッパのムールとのハイブリッドのいいとこどり、身もたっぷりして大きな割には大味ではなくて。
あさりや蛤は圧倒的に日本の貝に軍配をあげますが、ムールもやっぱり欧米産が美味しいですね。
ランチタイムにこれまた少しだけ友人に味見してもらって↓、残り2.2キロの殻をナイフで磨いて↑。
ワイン蒸しで充分美味しいわけですが、今月ご紹介する、ムールを加えた「パスタ エ ファジョーリ」も、とっても好きなタイプのイタリアの家庭料理です。豆やパスタがムールのブロードを吸って、たまらない美味しさ!
写真はまた明日、来週のレッスンもどうぞお楽しみにー
ただただ食材自慢の姿勢は感心しませんが、美味しいものを知れば生徒の皆さまにも食べて頂きたいと思ってしまう。ファッソーネもイタリアの大事な食文化のひとつなので。
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