2019年10月のイタリア料理教室 料理写真まとめ
10月のイタリア料理教室の写真をまとめておきます。
まずは江戸前イタリアンの「昆布出汁を使ったきのこのスープ にんにく風味のオリーブオイル添え」、和食とオリーブオイルのセミナーでご紹介した、昆布出汁とオリーブオイルの相性のよさをレギュラークラスでも味わって頂きました。
イタリア版松茸の土瓶蒸しのようなおいしさ、お店であればフレッシュポルチーニで作ってみたいところ、日本のきのこいろいろでもとても美味!
レッスンでは少し珍しいきのこも使っていますが、しめじや舞茸、エリンギだけでもおいしくできます。
個人的お気に入りは山伏だけ、食感が面白い!
水につけて一晩冷蔵庫に入れておくだけの昆布出汁とたっぷりのきのこ、塩だけで充分おいしいのですが…ニンニク風味のオリーブオイルを加えると急にイタリアンになって!きゅっとすだちを絞ってさらに美味、薄口に仕立てましたから顆粒のチキンブロードを少々加えてまた違ったおいしさに。
料理は科学、小さな実験みたいで楽しくなかったかな?
和の出汁に動物性の旨味を加えるって最近和食のきちんとしたお店でもトライされていますよね。レッスンならではの「味の変化」を楽しんで頂いて、それぞれの好みに合わせてメニューを復習する時のヒントになるといいな〜、と願って考えました。
そして、ここからが今月のイタリアンのコースの本当のスタート!
ワインのお供に、好評でよかった〜〜のチッチョリ・カンパニョーリと。
やっぱりこれは少しでも早く召し上がって頂きたかった、まるで牡蠣の味のオイスターリーフ!
そのままではなんですので、ホワイトバルサミコのジュレとパプリカのソースを添えて。
復習は美味しい市販のツナ缶でも充分なのですが、頑張れたら自家製ツナ、意外に簡単にできてとってもお勧めです。
こんな感じでブロードにつけたまま冷ましてから、ほぐしたものを上の写真のようにぎゅぎゅっと瓶に詰め、オリーブオイルをひたひたに注いで保存食に。
「ゴロっとした角切りのままでもおいしいですよ!」と、ご馳走ツナも味見して頂いて。
今月のプリモは「いろいろきのこと自家製ツナのスパゲッティ」でした。
「ポルペッテ(肉団子)の生地の一部を(もっと細かく刻んで炒めた)茄子にしてもおいしいですよ〜」のヒントの茄子やいろいろな秋野菜を付け合せにした「ポルチーニ入りのバジリコたっぷりのポルペッテ」にはピスタッキ(ピスタチオ)を纏わせて。
復習はアーモンドパウダー&パン粉でも美味しい!です。
「きのこのベースを使ったパスタソースはクリームベースにも展開できますよ〜」という味の紹介で、途中でポルペッテにきのこのクリームソースをかけて。
前半のクラスのワインはこんな感じの白と赤。
紹介アイテムがたくさんありすぎてワインのレジュメはなかったので、皆様の記録のためにも写真をアップしておきますね。
ドルチェは「博多とよみつひめ」を焼き込んだ「いちじく入りトルタ・アル・チョッコラート」、トッピングにもいちじくたっぷりで!
チョコレートソースもお勧めなのですが、食後ですし大人な感じでクレームバルサミコで仕上げました。
忙しい生徒の皆さんの貴重な時間を頂いているわけですし、いろんなことがあってからというもの人に会うときはいつも、「いつが最後でも後悔がないように!」とつい考えてしまう。生徒の皆様もよくご存じのように数字はちっとも覚えられないし(苦笑)、観察力に欠けていて他人の顔も覚えるのが苦手なのに、舌の記憶って格別で、食いしん坊の私には出会った美味しさは忘れがたいのです。
毎月のレッスンも、「記憶に残るようなテーブルを提供できたらいいなぁ」と思って準備していますが、今月はちょっと頑張りすぎちゃったかな(苦笑)。
食後にお出ししたのは、珈琲の酸味が苦手!と常に言っている友人のテキサス土産のオーガニック珈琲、だいぶサードウェーブ系でした(笑)。初日から痛恨のカウントミスで大入り満員でバタバタ、そんな中、業者さんたちはもちろんのこと、友人たちのいろんな影の協力もあって、今月もたくさんの「美味しい!」と笑顔に恵まれました。
来月のレッスンはイタリアでの遅いバカンス明け、リフレッシュしてお目にかかれることかと思います。初めて訪れる州の郷土料理をたくさん覚えて参りますので、メニューもお楽しみになさってくださいな。
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