2020年7月のイタリア料理教室の料理写真まとめ その1
今月のイタリア料理教室の写真をまとめておきます。
本来のコースのスターターは「冷たい桃のパスタ 2020」、フェンネルの葉っぱとフェンネルシード、セロリを加えて、トマトのスライス忍ばせて。
冷製もやっぱりフェデリーニくらいの太さがあったほうが、ぐっと盛り付けやすく、パスタらしい噛みごたえもあってよいですね〜。
豊洲のアオモノの担当さんの今月のお勧めフルーツは「桃」。「値段も下がって、だいぶ大きく甘くなってきました」ということで、先月も奮発した桃なのですが、南仏のビストロのシェフが作っていたカプレーゼ、「フェンネルとの組み合わせがセンスがいいなぁ」と感心したので、パスタにして一口ご紹介しました。
桃のカプレーゼも、桃のパスタも何度か教えていますけど、今回は新しい味の組み合わせ、日本はフェンネル(=フィノッキオ)がとても高いので、アクセントのフェンネルシード、フェンネルの葉っぱ(はお値打ちなのです、いつでもご予約承ります)+筋をひいたセロリで再現してみました。
試作の桃↑は真っ赤で甘かったのですが、お天気には抗えない…先週後半は天気が悪く、桃、少し甘くなくて…結局私だけが一番おいしい桃を2つも食べました(苦笑)、ごめんなさい。
試作と大半のレッスンでは、「200度のオーブンを背負うから」と、茹で時間の短いカペッリーニ↑を久しぶりに茹でたけど…夏場料理をする身には随分助けになりましたが、はりきったほどは先週は暑くなりませんでしたし、フェデリー二にすればよかったです。
組み合わせるフレッシュチーズは何がいいかなぁっていろいろ。
賞味期限が短いのはよいことなのですが、週イチ金曜入荷なので、教室のレッスン日とは相性が悪いのが残念!な水牛モッツァ。
新しいうちだとこのペルラの「モッツァレッラ ディ ブファラ」、とても美味しいので、最後の金曜夜クラスにだけは間に合ったから使ったせいか、フェデリーニにしたせいか、最終レッスンでは「桃の冷製」が「インパナータ」と並んで印象的だったようです。
で、とにかく今月のお勧め「ツナと夏野菜のインパナータ」、苦手なかたがいらっしゃるといけないと、つい辛味を恐れてしまうけど、パン生地に1.2gは入れてもよかったのかな。最初の焼き上がりは相当黄色い↑。
焼きたてはもちろん、温めても冷たいままでも美味しい、インパナータ。
シチリアではメカジキで作るのをツナ缶利用して手軽な感じにアレンジした、イタリアーナの仲良し直伝のヘルシーなスナック。
彼女はヘルスコンシャスな人なのでこのオリジナルは魚介や野菜がたっぷりで、冷えたものもまた味がしまって美味しいので、冷蔵庫に残っていたら夜食にうっかりつまみたくなる味わい(笑)。とても美味しいのですが、定番のひき肉バージョンやほうれん草&チーズも作ってみたい。
オリーブオイル、パンに入れる分量にも余るので、当初(↑)より20cc減らしたのですが、それでもたっぷり。
パプリカも加えて。
ツナとトマトも。
写真は2倍量ですが、早く冷めるよう、ぎゅぎゅっとしたら、氷水に当てて。
イタリアのツナとイタリアの粉、本場の味を目指して。
日本のツナ缶でも作れるけれど、イタリアのツナだと浸けているオリーブオイルも使えます。
ハーフサイズも作ってみましたが、フィリングたっぷりで大きく焼くのがお勧めです。カットのあと冷凍したものも、そんなに味落ちしませんでしたよ。
ワインのお供には、冷蔵保存の冷たいままも味の輪郭がはっきりするからお勧め。
パン生地に挟まれて蒸し焼きみたいになったフィリングからは湯気が立ち上る、焼き立て熱々もまたおいしいのですが〜
イーストを使う生地だから奥深い。味わいと作業効率、一番よいところを探して。
下の生地を10gくらい多くしておくといいみたいですよ。
ピケしてから卵液を塗って。
ピケルーラー、ホンモノが家出して手元になぜかおもちゃみたいなのしかなくて、フォークで開けたほうがよかったかな〜
薄いとはいえパン生地で囲まれているので、発送しやすいのもよい点ですね。
「今週何台焼いたのですか?」と尋ねられ、「う〜ん、最初から特に大きな失敗はなかったから、そんなに焼いてないと思うけど」と。でも考えてみると発送分やミニも含めると10台焼きましたね。
南米でも「エンパナーダ」として広く知られるスナック、日本ではまだ知られていないけどおいしいので、「先生、インパナータ屋さんになったら」という声もあがったくらい。
0コメント