8月のプリモは…「焼きトウモロコシと青唐辛子のペペロンチーノ」
来週スタートする8月のイタリア料理のプリモは、「焼きとうもろこしと青唐辛子のペペロンチーノ」、しかし、日本のトウモロコシは本当に甘くなりましたよね〜。
随分前に和食のレッスンで教えた「トウモロコシご飯」の要領で芯も加えてブロードとって「焼きとうもろこしのリゾット」を冷まして焼いて「焼きとうもろこしの焼きリゾット」にして鴨に添えようと考えていたのだけど…手っ取り早くランチにぱぱっと作ったこのペペロンチーノがおいしくて、東京も梅雨明けの来週は相当暑そうですし、皆さんも(私も…)暑い夏にリゾット炊くのはちょっと大変かしらと。
簡単なリチェッタですが大量調理は難しく、さらなる少人数でのご試食の今こそ、こういうパスタを作るべきチャンス!できたて熱々を(感染防止も兼ねて!)お喋りせずにぱっと食べるにはカウンターがいいですよね。
シンプルな料理こそ技量の差がでるもの、「流石はプロ(プロなのかは全くもって疑問なのですが、最近「プロの味だ」と言われることが多いので〜)」とレッスンでも言われてみたい。
な〜んていっていると大抵なにかしでかすので(笑)、気を引き締めて!
仕事があまりできないので、花屋さんに気に入ったお花がないときは花代も節約し。
うちのムクゲは6月に咲いてしまったので(本当は今頃咲くべき…)この時期ベランダもゴーヤの花くらいでさびしいのですが、蔓葡萄はなんとなく涼しげでいいですよね。
「焼きとうもろこしご飯」はお醤油で香ばしく焼いて作っていたけれど、いずれにせよ、本来イタリアにはないメニュー、「レッスンの『焼きとうもろこし』にはせめてイタリアの魚醤コラトゥーラを!」と考えて、中問屋の食品担当さんにお勧めを尋ねたわけですが…
試作は家にあったタイのナンプラーで済ませて、お知り合いのリストランテで国産コラトゥーラを使っていると聞いていたから、それを候補にしていたけれど、「ヌクマムとかナンプラーとか魚醤の類がものすごく好き、っていうわけでもないんですよねぇ」と言ったものだから、「それなら、鮎の魚醤がいいんじゃないですか」と。
サイズが小さいこともよかったし(魚醤はお醤油以上に香りが悪くなるのが早いですから、使い切りたい感じなので〜)、「なるほど!」と喜んでそれに決めたわけだけど、考えてみるとイタリアのコラトゥーラ・ディ・アリチ(鰯)とはまたもや遠く離れてしまった感じ(苦笑)…でも、「鮎の魚醤」、塩気もマイルドでおいしいので他の料理にも使いやすそうです。
お醤油ほど色がつかないけれど、香ばしく焼いて。
普段は和食が多いけど、試作でユニークなランチになることも。
昼間のアルコールは効くので一口飲んで味をチェックしたら冷蔵庫行き、だったですが、イタリアの黄桃のネクターとプロセッコで「ベリーニ」を作ってランチに。
8月は暑い盛りにいらして頂くので、ワインはグラス2杯サーヴィスの予定でいました。毎夕メールで届く中問屋さんのちらしにあったシチリアのネクターが美味しそうだったから、スターターの「セビーチェ風魚介のサラダ」に合わせて、「ベリーニ」を出すのもいいかな〜って考えていたら。
いずこのお店もそれを狙ったのか、白桃のネクターはすぐ売り切れてしまって…黄桃ネクターで作ってもおいしかったのですが、やっぱり「ベリーニ」とは違う感じ、ここまできたらさらなるアレンジで美味しいオリジナルカクテルをご紹介しますね〜
夏の水分補給、スイカ。
スーパーはもはや紀ノ国屋一択なので個人的な買いものも豊洲頼みになりがちですが、豊洲でとると丸ごとだから、こだまスイカを楽しんでいます。これは甘かった〜
このまま食べても充分美味しいけれど、セコンドの鴨のあとのドルチェには、「スイカのグラニテ」を一口ご用意しておきます。
で、和食のトウモロコシご飯も検索かけたのだけど探せず…すり流しの冷奴バージョンの記事が出てきました。ここに出てくる笠仙の浴衣もとっくにサヨナラしてしまったわけですが、実家と違ってスペースも和服用の桐のタンスもないとはいえ、写真を見て、なんとなぁくたとえ着なくても母の着物はとっておけばよかったかなぁと思いました。
新型コロナの影響がでるまでは、日々労働(=料理している)時間が長すぎて、最近殆ど香水を楽しんでいなかったのですが…
亡くなった母は香水がとても好きで(本人はそれほど香りを身につけていなかったのに、収集家というか)、それを知る由もないのにお寺で頂いた戒名は「香月なんとか」というものでした(「月のように、残されたご家族の皆さんを静かに明るく照らしてくれる云々」というお話は覚えているのですが、こんな娘でごめんなさい…)。
いくつになっても、大変な時には「お母さん…」って思い出す。
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